傷んだ本革バッグが復活する魔法のようなスプレー 染めQブラックの実力と使ってみた感想 

修理・補修

擦れて色落ちしてしまった革製のバッグにスプレーするだけで、染め直したように色が復活する魔法のようなスプレー「染めQブラック」の使い方と感想です。革以外にも布製品などにも使用できるので、色あせたもののメンテナンスをこの機会にいかがでしょうか。

染めたいものの表面の汚れを落とす

今回は革製品ですので、固く絞った濡れ布巾で表面の汚れを落としておきます。

よく見るとところどころスレによる色落ち・剥げがあります。

前回布製の帽子を見事に染め上げた、染めQテクノロジィの「染めQエアゾール ブラック 264ML 」今回はどのような仕上がりになるのでしょうか。

マスキングテープで保護

マスキングテープで染めたくない部分を保護します。

こちらのバッグの場合はファスナーやDカンなどの金具部分とkate spadeのロゴ部分。

ロゴは小さくちぎったマスキングテープを貼り付けています。

マスキングテープを貼った部分は染まらないので、ロゴ以外はできるだけ覆わないように、逆にロゴがマスキングテープからはみ出しているとロゴが消えてしまうので、注意が必要です。

染めQ 1回目

バッグ表側に全体的に薄くスプレーをします。

まだ剥げた箇所が分かりやすいですね。

5分ほど乾かしたのち、バッグ裏側もスプレーしました。

裏側はそれほど傷んでいなかったので、1回の染めで良さそうです。

染めQ 2回目

1回目を同じく、全体的に薄くスプレーをします。

2回目で剥げとスレがだいぶ目立たなくなりました。

もっと濃く仕上げたい場合は3回目をたほうが良いと思いますが、このくらいでも十分きれいな仕上がりでした。

染め残し部分を染める

ショルダー紐を染めました。

薄くスプレーすることをすっかり忘れていたので、がっつりとスプレーしてしまいました。

結果、ひび割れることもなく、1回できれいに染まってました。

感想

文句なしのきれいな仕上がりです。

雨にぬれたりもしましたが、服などに色落ちすることもなく使えています。

染めQは264ml1本で2~3千円(2023年6月の価格)お値段が高いので、購入を迷っていたのですが、直す対象がそれなりのものであれば、使う価値ありかと思います。

それよりも安価なもの、思い入れもないものであれば買い替えをおススメします。

文句なしの仕上がり、と思っていた染めQでしたが、2~3週間も使っていると染めた部分が擦れて、色が少し薄くなってしまいました。

布製の帽子に染めQを塗布したときはしっかり色が定着しましたが、今回の革製のかばんは色の定着がイマイチで、定期的なメンテナンスが必要な感じです。

スプレーは大きめを買って、メンテナンス用に時々使用すると良いかと思います。

※似たようなパッケージで色違いやベースコートが販売されているので、購入の際はお間違え無いようにお気をつけください。