古い鞄(かばん)ボディバッグの修理~合皮がボロボロになった斜めかけメンズカバンを修理してみました。

修理・補修

合皮が古くなってボロボロになったボディバッグの修理をしてみました。

底の部分と、布の端を包んでいるパイピングの合皮が特に損傷が激しいですね。

触るたびに茶色の欠片が散らかり、とにかく始末が悪い…。

縫い目をすべてほどいて、合皮を新しいものに全とっかえしたいですが、革用ミシンもありませんので、今回の修理方法は、「ボロボロ合皮の上から、合皮のリペアシートを貼る」に決定。

分解

まずはリッパーで糸を切ります。

生地を傷つけないように丁寧に行います。

底部とパイピング部分を外しました。

分解後、粉々になった合皮をこすり落としていきます。

簡単に落ちていきます…。

もともとの生地に合皮リペアシートを貼りつけると、厚みが増し過ぎて手縫いの針すら通らなくなるので、端部を少し切り落としました。

合皮補修シートを貼る

きれいになった生地に、合皮補修シートを貼っていきます。

生地のほうがシートよりちょっとだけ大きいですが、予算的にこのくらいの大きさしか買えなかったので、仕方ないですね…。こちらは税込みで528円でしたが、大きいものは高かったので…。

切り取って生地に貼り付けたら、裏返し…

上部だけ裏側に倒して接着します。

小舟のような形のこの部分も合皮で、触ると劣化が始まっていたので、こちらにもシートを貼ることにしました。

幅が足りないのでつなぎ合わせる感じで2段に貼ります。

縫いつけ

カバン端のパイピングの部分は補修布が足りなかったため、茶色の綾織テープで補修することにしました。

修理した小舟型の合皮を縫い付けます。

ステッチを入れたいのですが、生地が固すぎるので、細かいまつり縫いで縫い付けています。

綾織テープでパイピングします。

合皮の上は針が通りにくいですが、そうでない箇所はサクサク進みます。

底部もまつり縫いします。

斜めかけの付け根の部分もパイピングします。

最後にカバンの内側をチクチク縫いまして、縫い目を隠すためのパイピングしていきます。

ほどいたところを元に戻す感じです。

完成

完成です。

合皮シートがしっかりと粘着力があり、ギリギリ縫える固さでしたのできれいに補修できました。

合皮のパイピングが綾織テープになってしまったので、少しチープな感じになってしまいましたが、まだまだ現役で使えそうな仕上がりです。

修理に使用した主なもの

合皮補修用シート 528円

綾織テープ     0円(紙袋の持ち手を再利用)

ですので、528円で修理できました。

合皮は2~3年もすれば劣化が始まりますが、お気に入りのものは長く使いたいですよね。

捨てる前に補修する価値ありです!

接着力は良く、小さいサイズだったので、貼りやすかったです。

ダークブラウンも落ち着いた良い色でした。

大判サイズ(21cm×30cm)もあり、大きめに購入すれば自転車のサドルの補修や手芸などいろいろ楽しめそうですね。

※その後、夫は気に入ったボディバッグが見つかり、購入。修理したボディバッグは息子が使用することになりました。

新しく購入したのはAdmiralのボディバッグです。

ナイロンと合皮ですが革にはない軽さと水に対する強さが良いですね。

こちらのバッグの合皮も2~3年は持ってくれるとよいですが…。


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