こんにちは、sugidoriです。
金魚の飼育のあと、ニホントカゲ(よく道端にいるようなトカゲ)も我が家にやってきて、もうすぐ2年になります。
金魚は残念ながら全滅してしまいましたが、同じ水槽でトカゲを飼育しています。
特別な設備はあまり用意したくなかったので、必要最低限なものすら購入していません。
トカゲにとってストレスない環境、家計を支える母にとって懐が痛くない出費のバランスをとりながらやってます。
同じ思いをされている方の参考になればうれしいです。
では、まず我が家のトカゲの現在の環境です。
※本当に最低限な設備です
飼育ケース(金魚水槽)
爬虫類用ではなく、金魚に使っていた水槽を使いました。
サイズ 32cm×19cm×h24cm
一般的には飼育ケースは60cmくらいの大きさがあると良いとされているので、これから購入&設置場所確保できる方は大きいサイズを検討してみても良いかもしれません。
土の中にもぐっていることが多いので、個人的には30cmくらいのサイズで問題ないように思えます。
トカゲの脱走や、虫の侵入を防ぐために、通気性のある蓋が必要です。

初日。何も用意していないので、とりあえず金魚用水槽に入れたところです。
尾のところは切れた跡があります。
体長はうまく測れないのですが、だいたい15cmくらいに見えました。
そう考えると横幅30cmは狭いかなと思うのですが、トカゲは本当に隠れてばかりで、運動している様子がほとんどないです…。
床材(腐葉土)
トカゲがやってきたのが夏の終わりでしたので、100均で売っている、カブトムシ用の床材(腐葉土のような土)を使用しました。
その後は水槽内のにおいが気になるようになったら、家にある植木鉢の中の土を水で洗浄・乾燥させて床材を取り替えたりしています。
しかし、餌と一緒に床材を飲み込んでしまうこともあります。
腸詰まりなど起こしそうな、口にギリギリ入る大きい床材は避けたほうがよいと思います。
腐葉土の中にも微妙な大きさの固い繊維が入っていたりするのですが、見つけたら取り除くようにしています。
いずれにしろ、自然界でも土や砂の誤飲はあることなので、そこまで神経質にならないでよさそうです。
心配な方はメーカーが出しているトカゲ用のソイルなどは安心して使えると思います。
エサ(レオパゲル)
子どもがニホントカゲを捕獲した場所に、コオロギやバッタなどがいたので、最初はそれらや小さなクモを与えていました。
しかし、虫が捕れないときや寒い季節に備えて、並行して人工飼料に慣れさせ、いまは人工飼料のみで育てています。
使っているのは、キョーリンのレオパゲルです。
ヒョウモントカゲモドキのエサですが、ニホントカゲのエサにもなりました。
最初は警戒して食べませんでした。
ピンセットと使って給餌しようとしても、それも警戒するため、置きエサにするしかなく…。
軽くつぶしたクモの上に少量乗せて与えたところ、警戒しつつも食べたので、少しずつレオパゲルの割合を増やしました。
2~3日で完全にレオパゲルへ移行。その後はエサやりがとても楽になりました。
コオロギやレッドローチを飼育して与えるほうがトカゲにとっては幸せかもしれませんが…虫苦手な人にはなかなか難しいと思います。
※2~3日しても食べる気配がなければ、生体が弱る前にコオロギなどの生餌を与えるか、外に逃がしてあげたほうがよいです。トカゲも個体差があるので、そもそも飼育に向かないタイプの個体です。
昆虫食でないとカルシウムが不足するため、レオパゲルなどにカルシウムパウダーをまぶして与えてあげましょう。
エサ皿・水皿
おままごとセットのプラスティックのお皿と、家にあった陶器のお皿です。
エサ皿は錆びたりする金属は避け、水入れは少し重さがないと水がひっくり返ってしまうので陶器にしました。


水は毎日換えて清潔にしましょう。
飼育ケース内を素敵にレイアウトしたい場合は、エサ皿・水皿にもこだわっても良いかもしれません。
シェルター
トカゲの土以外の隠れ場所として、あったほうが良いものです。
湿度を調節してくれるタイプのものも売っていますが、我が家はプラスチックの海苔の蓋です。
入り口をハサミで丸くカットし、ヤスリで整えたものです。

理由は、できるだけ軽いものにしたかったから。
今回の「必要な設備」の中にバスキングライトや紫外線ライトを入れていません。
飼育ケースを動かして、日向ぼっこをさせているからです。
飼育ケースを動かす際に、トカゲに衝撃を与えないよう、ケース内に重いものを入れないようにしています。
バスキングスポットになるような石を入れていないのもそのためです。
飼育ケースを動かさず、ライトを用いる方であれば、シェルターにこだわるのも良いかもしれません。
天然素材のものは自然に近いのでトカゲにとっても良い環境になりそうですね。
ヒーター

冬眠をさせないようにするならヒーターは必須です。
飼育ケースの1/2~1/3くらいの大きさのヒーターを水槽の下に敷きます。
トカゲは暖かい場所を好みますが、ヒーターを飼育ケース全体に敷き詰めるのは×。逃げ場も少し確保してください。
室内飼いでヒーターを使用しない場合、中途半端な冬眠をしてしまうことがあり、死に至ることもあります。
冬眠させるのであれば秋が終わる前に水槽ごと外に出しましょう。
エサも減らして、最終的には与えません。
霧吹き
飼育ケースの湿度を保つために、霧吹きが必要です。
土が乾いたら、霧吹きでよく湿らせましょう。
湿度が足りないと、脱皮不全を起こしてしまいます。
100均で売っているもので十分ですので、可能であれば毎日スプレーしましょう。
まとめ
飼うときめたら、エサ以外はとりあえず家にあるものから始め、足りないものを少しずつ買い足すのが良いと思います。
餌に関しては、環境が変わると全く食べなくなり、弱って死んでしまう子もいるので、食べなかったら早めに見切りをつけて逃がしてあげてください。
日本トカゲの寿命は5~10年と言われており、飼うにはそれなりの覚悟が必要です。
つぶらな瞳で可愛らしいニホントカゲ、子どもが連れてきて、しぶしぶ飼いだした方も、飼っているうちに情が移ってしまうのではないでしょうか。